静的締固め地盤改良工法 SDP工法
サンドコンパクションパイル工法(SCP工法)と同様に地盤を締固めることによって地盤を改良する工法ですが、SCP工法がケーシングの貫入や砂抗造成に動的なバイブロハンマの振動エネルギーを使用するのに対して、SDP工法は静的エネルギーを使用するため、低振動、低騒音で施工することができます。
適用箇所
- 振動、騒音規制区域等
- 既設構造物・埋設構造物周辺
- 土砂調達可能区域
施工方法
- ケーシングを所定の位置にセットし、材料を投入する。
- 外ケーシングを正転で貫入する。
- 外ケーシングを所定深度まで貫入する。
- 外ケーシングを逆転で引抜きながら材料を排出する。
- 内ケーシングを押し下げ締固め杭(拡径700mm)を造成する。
- 必要に応じて補給材を投入する。
- 措定深度まで拡径杭を造成する。
- ドレーン杭(500mm)を造成して完了する。
低振動・低騒音
騒音感覚、騒音レベルの距離減衰- ※注:
- 騒音感覚と他工法の測定データは、以下の文献より引用した。
地盤工学会編/軟弱地盤対策工法ー調査・設計から施工まで(p.29)
振動感覚、振動レベルの距離減衰
- ※注:
- 振動感覚と他工法の測定データは、以下の文献より引用した。
地盤工学会編/軟弱地盤対策工法ー調査・設計から施工まで(p.28)
施工概要図
港湾に係る民間技術評価証/第3回国土技術開発賞 入選